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「後生」の意味と使い方や例文!「後生大事」とは?(類義語)

【二字熟語】
後生

【読み方】
ごしょう

【意味】
①仏語。
㋐死後に生まれ変わること。また、死後の世。来世。あの世。
㋑死後極楽に生まれること。来世の安楽。極楽往生。
②他に哀願するときに用いる語。お願い。

【語源・由来】
「後」は「時間的にあとの方。のち。」
「生」は「いきる。いきている間。」

【類義語】
彼の世、後の世、後世、来世、冥土、冥府、冥界、幽冥、幽界、黄泉、黄泉

【対義語】
前生

後生(ごしょう)の使い方

ともこ
健太くん今度という今度は許さないわよ。
健太
後生だから許して。
ともこ
前もそう言われて許したけれども、同じことを繰り返しているじゃないの。
健太
今回はほんとうに反省しています。

後生(ごしょう)の例文

  1. 後生大事に取ってある。
  2. 後生だから助けてくれ。
  3. 後生だからここにいてくれ。
  4. 健太くんはともこちゃんからのラブレターを後生大事にしまっている。
  5. それは祖母が後生大事にしていた写真だ。

「後生大事」とは?

後生」は「後生大事」という使い方をされます。

後生大事」
①後生の安楽をいちずに願うこと。
②物事を大切にすること。(例:師の教えを後生大事に守る。空箱を後生大事にしまっておく。)

という意味です。

後生を大切に思い信仰を深める意から、何かを大切に保持するという意味になりました。