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「困惑」の意味と使い方や例文!「混乱」「当惑」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
困惑

【読み方】
こんわく

【意味】
困って、どうしてよいかわからないこと。

【語源・由来】
困り惑うことから。

【類義語】
戸惑い、狼狽、混迷

困惑(こんわく)の使い方

ともこ
健太くん。白状しなさいよ。
健太
突然すぎて困惑してしまったよ。
ともこ
しらばっくれてもだめよ。私のケーキを勝手に食べたでしょ?
健太
僕じゃないよ。

困惑(こんわく)の例文

  1. 記憶喪失になった健太くんの顔に困惑の色が浮かんでいる。
  2. 出馬を要請されて困惑する。
  3. 突然の辞意表明に周囲は困惑した。
  4. 喧嘩している二人の板挟みになって困惑した。
  5. いつも通り玄関を開けたら、そこに違う景色が広がっていたとしたら困惑するだろう。

「困惑」と「混乱」や「当惑」の違いは?

困惑」に似た語に「混乱(こんらん)」や「当惑(とうわく)」があります。

混乱」は「心がくらみ、分別がなくなること」
当惑」は「事に当たって処置に迷いとまどうこと。思索が尽きて途方に暮れること」

という意味です。

三語の違い
困惑」・・・「厄介事が持ち込まれ戸惑う」
(例:突然の来訪に困惑する。)

混乱」・・・「心や頭の中だけでなく、秩序が乱れることを表す。」
(例:停電で場内が混乱する。)

当惑」・・・「何かが起こった時に、事情が分からなくて困る。」
(例:突然の話に当惑する。)

困惑」や「当惑」は精神的なことを表します。「混乱」は精神的に乱れるという意味のほか、その場の状況の乱れについてもいいます。

混乱」と「当惑」は微妙なニュアンスの違いですが、「困惑」は「どうしたらよいかわからなくて戸惑う」、「当惑」は「事情がわからなくて戸惑う」という風に意味を捉えて区別しましょう。