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「厚遇」の意味と使い方や例文!「優遇」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
厚遇

【読み方】
こうぐう

【意味】
手厚くもてなすこと。また、地位や給料などで十分な待遇をすること。優遇。

【語源・由来】
「厚」は、「心づかいがねんごろ。てあつい。」
「遇」は、「ある態度で人と接する。もてなす。」

【類義語】
礼遇、待遇、優遇、厚情、もてなす

【対義語】
冷遇、薄遇

厚遇(こうぐう)の使い方

健太
ともこちゃんは、社会人になったら厚遇されるんだろうね。
ともこ
そうだったらいいな。健太くんも、空手を習っているおかげで礼儀正しいから厚遇されるんじゃないかしら。
健太
厚遇されて、タワーマンションに住んで町を見下ろす生活をする未来が待っているといいな。
ともこ
調子に乗ると足元をすくわれるわよ。

厚遇(こうぐう)の例文

  1. 技術者を厚遇する。
  2. 公務員は厚遇されている。
  3. 優秀なSEとして厚遇されている。
  4. 社長に厚遇されて十六人抜きで出世した。
  5. 能力があるともこちゃんは、厚遇して迎え入れられた。

「厚遇」と「優遇」の違いは?

厚遇」に似ている語に「優遇(ゆうぐう)」があります。

優遇」は、「手厚くもてなすこと。優先的に扱うこと。」という意味です。

厚遇」と「優遇」はともに、手厚い処遇をすることをいい、ほぼ同義語です。

しかし、「優遇」には、「経験者を優遇する」「優偶措置」というように、優先的に扱うことという意味がありますが、「厚遇」にその意味がない点が違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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