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「後塵」の意味と使い方や例文!「後塵を拝する」とは?(語源由来・対義語)

【二字熟語】
後塵

【読み方】
こうじん

【意味】
人や車馬の走り過ぎたあとに立つ土ぼこり。

【語源・由来】
「後」は「うしろ。」
「塵」は「ちり。ほこり。」
人や車馬の走り過ぎたあとに立つ土ぼこりの意。

【対義語】
先駆、先行

後塵(こうじん)の使い方

健太
いつも彼の後塵を拝して、彼は優勝、僕は準優勝だ。
ともこ
健太くんは優勝したいの?
健太
優勝したいよ。トップに立ちたいよ。
ともこ
それならば、彼よりトレーニングしないとだめよ。彼は、部活動以外の時間もこっそりトレーニングしているのよ。

後塵(こうじん)の例文

  1. チームとしてトップを目指しているが、現状、後塵を拝しています。
  2. ミスを犯し、後塵を拝する結果になりました。
  3. 同年代の後塵を拝する日々が続いて悔しい思いをしている。
  4. この分野では日本は諸外国の後塵を拝している。
  5. 日本の遥か後塵を拝していた国が、この数十年の間に、急激な経済成長を遂げて日本を追い越した。

「後塵を拝する」とは?

後塵」を用いた表現の一つに「後塵を拝する(こうじんをはいする)」があります。

後塵を拝する」とは、
①地位が高く権勢のある人に追従する。
②人に先んじられる。後れをとる。人の風下に立つ。

という意味です。

それを潔しとする場合にも、潔しとしない場合にも使います。

【例文】

  1. 何としてもライバルの後塵を拝することだけはしたくない。
  2. 専務の後塵を拝して部長に昇進しました。
  3. 昇格試験に落ちて同期生の後塵を拝することになる。