高貴の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
高貴
【読み方】
こうき
【意味】
①官位・身分の高く貴いこと。
②人柄などに、気品のあるさま。
③価が高く貴重なこと。
④高貴織の略。
そして、なんかすごい価値のあるもんや、特別な織物の略でもあるんやね。なんか、全体的に「レベル高いなぁ」って感じの言葉やな、これは。
【語源・由来】
「高」は「けだかい。すぐれている。」
「貴」は「たっとい。とうとい。身分や価値が高い。」
【類義語】
上品、富貴、貴い、貴人、貴族
【対義語】
下賤、卑俗
高貴(こうき)の解説
「高貴」という言葉には、いくつかの意味があるんだよ。
まず、一つ目は、身分などが高いことを示しているんだ。例えば、「高貴の出」や「高貴な家柄」という言葉があるけど、これは生まれがすごく立派な家のことを言うんだよ。つまり、王族や貴族みたいに、社会でとっても尊敬される家庭から来た人のことを指すんだ。
二つ目は、人の性格や態度がとても上品で、品があることを言うよ。例えば、「高貴な精神の持ち主」という表現は、心がきれいで、他人を思いやることができるような人のことを示しているんだ。
三つ目は、物の価値がすごく高くて、珍しいこと。例えば、「高貴な薬」と言われると、それは普通の薬よりも価格が高くて、手に入りにくい特別なものだってことを意味しているよ。
最後の意味は、「高貴織り」の略称だよ。「高貴織り」というのは、着物の生地の一種で、糸を特別な方法で撚って染めることで、美しい模様が出るようにしているんだ。主に男性の着物に使われるんだよ。
だから、「高貴」という言葉は、高い身分、人の内面の美しさや品格、物の価値、「高貴織り」の略称、いろんな意味で使われるんだね。
高貴(こうき)の使い方
高貴(こうき)の例文
- ともこちゃんは高貴な生まれで、世が世ならお姫様だ。
- 健太くんは高貴な精神の持ち主です。
- 彼は家系図をたどれば、皇族につながる高貴の人です。
- これはなんとも高貴な香りの花ですね。
- 高貴薬を使えば必ず治るというものでもない。
高貴の文学作品などの用例
-
・・・の子供に人生の希望と高貴な感激を与えて、真に愛育することを忘れて・・・ 小川未明「お母さんは僕達の太陽」
「高貴な雰囲気」とは?
「高貴」は、「高貴な雰囲気(こうきなふんいき)」という表現で使われることがあります。
「高貴な雰囲気」の「雰囲気」とは、「その場やそこにいる人たちが自然に作り出している気分。また、ある人が周囲に感じさせる特別な気分。ムード。」という意味です。
「高貴な雰囲気」とは、「官位、身分の高さや貴さを感じさせる。値段が高く貴重そうに感じさせる。」という意味です。
例えば、王族や貴族のような、格式高い人たちや、高価で価値のある品物がこの「高貴な雰囲気」を持っていると言えるね。
王様や大臣さんみたいに、どことなく威厳があるとか、お店で見たら手が出ないような高い時計や宝石がそうやろ?ほんまに、そういうの見ると自然と背筋がピンとなるわな。
【例文】
- 品のある黒で、高貴な雰囲気のあるドレスですね。
- 桔梗色が高貴な雰囲気を感じさせる着物です。
- ともこちゃんの話し方や所作から、高貴な雰囲気を感じさせる。
三つ目は、物や価値が高くて貴重なことも「高貴」と言うんだよ。最後は、「高貴織り」という、特殊な技法で作られた男性用の着物地を指す絹織物の略称でもあるんだ。