姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「公表」の意味と使い方や例文!「公開」「開示」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
公表

【読み方】
こうひょう

【意味】
公的機関や企業などが、正式な情報として世間に発表すること。

【語源・由来】
「公」は「世間一般。」
「表」は「おもてに出して明らかにする。あらわす。」

【類義語】
発表、公開

【対義語】
秘匿、隠匿、秘密、非公表、隠蔽

公表(こうひょう)の使い方

ともこ
事故で亡くなった方の婚約者への愛の手紙が公表されたわね。
健太
公表されたことで、この死がいかに理不尽だったのかを世に知らしめることができたよね。
ともこ
今回の事故は痛ましい事故で、二度と起こしてはいけないものよね。
健太
でも、僕だったら手紙を公表されたら恥ずかしいなあ。

公表(こうひょう)の例文

  1. 私の死後十年は、私の死を公表しないでほしい。
  2. 公表されている事実が全てで他にはありません。
  3. 調査の結果は、結局公表しないことに決めた。
  4. 映画の公開が公表されたので、もう映画の話に触れても大丈夫でしょう。
  5. その件が公表されるまでに相当な時間がかかった。

「公表」と「公開」「開示」との違いは?

公表」に似ている語に「公開(こうかい)」「開示(かいじ)」があります。

「公表」と「公開」の違いは?

公開」は、「公衆に開放すること。特定の人に限定せず、広く一般の人々に入場・観覧・使用などを許すこと。」という意味です。

公表」は、広く世間に発表することをいい、主に知らせることをいいます。

対して「公開」は、広く世間に開放することをいい、主に入場・観覧・使用についていう点が違います。

「公表」と「開示」の違いは?

開示」は、
①はっきり示すこと。
②説き明かし示すこと。教えさとすこと。

という意味です。

公表」は、広く世間に知らせることをいいます。

対して「開示」は、教えてほしいと希望した人だけに、内容をはっきり示すことをいいます。