苦学の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
苦学
【読み方】
くがく
【意味】
①苦労を重ねて学問をすること。
②働いて学資や生活費を作りながら勉強すること。
大変やけど、そんな苦労が人を大きくするんやろなぁ。
【語源・由来】
「苦」は「精神的・肉体的につらい思いをする。くるしい。くるしみ。」
【類義語】
蛍雪之功、苦学力行
苦学(くがく)の解説
「苦学」という言葉はね、2つの意味があるんだよ。
まず、1つ目は、本当にがんばって、いろいろな困難に立ち向かいながら勉強することを指しているんだ。たとえば、お金がないけど、本を読んだり、いろんなことを自分で調べたりして、一生懸命に勉強することを意味しているんだよ。「何のために苦学するか」〈福沢・福翁自伝〉というのは、そんな苦労をしてまでなぜ勉強するのか、その理由を問いかけているんだね。
そして、2つ目は、お金を稼ぎながら学校に通ったり、勉強を続けたりすることを指すんだ。例えば、アルバイトをして、そのお金で学校の授業料を払ったり、生活費を稼ぎながら大学に通う学生のことを「苦学生」と呼ぶんだ。また、「苦学して大学を卒業する」とは、そうやってお金の心配をしながらも、がんばって勉強を続けて、大学を卒業することを意味しているんだよ。
だから、「苦学」という言葉は、勉強するためにいろんな苦労をして頑張ること、そしてお金を自分で稼ぎながら学校に通うことを示していて、そうやって努力することの大切さや、学ぶことへの強い意志を表しているんだね。
苦学(くがく)の使い方
苦学(くがく)の例文
- 健太くんは苦学力行の士だ。
- 彼はいくつもアルバイトを掛け持ちしている苦学生だ。
- 苦学して大学を出る。
- 兄は東京で苦学している。
- 苦学の結果、司法試験に合格した。
苦学の文学作品などの用例
「苦学力行」とは?
「苦学」を用いた語に「苦学力行(くがくりっこう・くがくりきこう・くがくりょっこう)」があります。
「苦学力行」とは、働いて学費を稼ぎながら、学校に通い、学業にはげむことをいいます。
大変な努力をして、学問を身につけるという意味があるよ。
日中は「働いてます!」、夜は「勉強、がんばるぞ〜!」ってなもんやな。学校の勉強も、お金を稼ぐのも、ぜーんぶ自分でこなすってわけ。えらいぞ、それは立派なことやで!
【例文】
- 音大には苦学力行の者が多い。
- 苦学力行の人物に感心する。
そして二つ目は、学ぶために働きながら学資や生活費を稼いで、勉強を続けることなんだ。