【二字熟語】
苦渋
【読み方】
くじゅう
【意味】
にがくしぶいこと。転じて、物事がうまく進まず、苦しみ悩むこと。
【語源・由来】
「苦」は「くるしい。くるしむ。」
「渋」は「しぶる。とどこおる。にがにがしいさま。」
【類義語】
苦悶、苦悩、悩み
「苦渋の決断」「苦渋の判断」とは?
「苦渋」を用いた語に「苦渋の決断」や「苦渋の判断」があります。
「苦渋の決断」は「苦しみ悩んだ末に決定すること。」をいいます。
「苦渋の判断」は「苦しみ悩んだ末に判断すること。」をいいます。
「苦渋の決断」と「苦渋の判断」は似ていますが、「決断」と「判断」の違いは「考える段階」です。
【例文】
- 経済事情を考慮しての苦渋の決断だった。
- 苦渋の決断だが他に手がなかった。
- 評論家の入店を拒否するという苦渋の判断をした。
- 全公演中止という苦渋の判断をした。
苦渋(くじゅう)の使い方
健太くん。大事な本を捨てたの?
苦渋の選択だったんだよ。
何かあったの?
本がありすぎて家が傾き始めたんだよ。
苦渋(くじゅう)の例文
- 苦渋に満ちた人生だった。
- 苦渋を味わう。
- 健太くんに苦渋を飲まされた。
- 落選の苦渋を嘗(な)める。
- 苦渋の選択を迫られる。