屈服の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
屈服
【読み方】
くっぷく
【意味】
①相手の強さ・勢いに負けて従うこと。力尽きて服従すること。
②相手を敬い平伏すること。
もう一つは、「相手をガチで尊敬して、自分から低くなるやつ」やな。相手にペコペコする感じや。要するに、力の差や尊敬からくる、自分が下になる状況のことを言うわけやな。
【語源・由来】
「屈」は「くじける。くじく。」
「服」は「つき従う。服従させる。」
【類義語】
降参
【対義語】
抵抗
屈服(くっぷく)の解説
「屈服」という言葉には、大きく分けて2つの意味があるんだ。
まず、一つ目の意味は「相手の強さや勢いに負けて、従うこと」だよ。これはね、例えば、誰かがものすごく強かったり、影響力があったりすると、自分はそれに抗えず、その人の言うことを聞かざるを得ない状況を指すんだ。たとえば、「権力に屈服する」では、権力が強い人や組織に対して、自分が抵抗できずに従うことを表しているんだね。
そして、二つ目の意味は「相手を敬い、平伏すること」だよ。これは、相手への深い敬意や尊敬を表し自分を低くして示す態度を指していて、自分より地位が高い人や、尊敬する人物に対する謙虚な姿勢を示す時に使われる表現なんだ。例えば、古代の文化や宗教の儀式で、神や王に対して非常に謙虚な態度を取ることを「屈服」と言うことがあるよ。また、日本の武士文化では、主君に対して忠誠を示すために、このような態度を取ることが重要視されていたんだ。
ちなみに、「屈服」っていう言葉は、「くっぷく」と現代では読まれているけど、古くは「くつぶく」とも読まれていたとされているんだ。言葉の読み方や意味は、時代と共に変わっていくものだから、古い読み方があるのは興味深いね。
だから、「屈服」という言葉は、相手の強さや勢いに抵抗できずに従うこと、または相手に深い敬意を表して自分を低くすること、という2つの意味があるんだよ。
屈服(くっぷく)の使い方
屈服(くっぷく)の例文
- テロに屈服してはいけない。
- 情けないことに権力に屈服した。
- 世論の圧力に屈服する。
- いかなる脅しにも屈服しない。
- 屈服を余儀なくされた。
屈伏の文学作品などの用例
「屈服」と「屈伏」「降伏」の違いを解説
「屈服」は、「屈伏(くっぷく)」とも書き、似ている語に「降伏(こうふく)」があります。
「屈服」と「屈伏」の違いは?
「屈服」は、「屈伏」とも書きます。
「屈服」の「服」も、「屈伏」の「伏」も、「つき従う。服従させる。」という意味なので、「屈服」と「屈伏」は同じ意味です。
「屈服」も「屈伏」も、どちらも「くっぷく」と読み、相手の強さや勢いに負けて従うこと、または力尽きて服従することを意味している。また、相手を深く尊敬して平伏することも含まれているんだよ。
どっちも「くっぷく」って読むし、強い人に「はい、あなたの言う通りにします」となることやったり、すごく尊敬する人に「ほんまにすごいですわ!」って頭を下げることを言うんやな。同じ意味の言葉が二つあるって、言葉の世界も面白いわ〜。
「屈服」と「降伏」の違いは?
「降伏」は、「戦いに負けたことを認めて、相手に従うこと。降参。」という意味です。
「屈服」も「降伏」も、相手に負けて従うという意味は同じです。
しかし「屈服」は、力尽きて相手に従うという意味であるのに対して、「降伏」は、負けを認めて相手に従うという意味で使われ、力尽きるという意味がない点が「屈服」と違います。
一方で、「降伏」は戦いで負けたことを認め、相手に全面的に従うことを示しているんだ。こちらは戦闘や競争で明確に敗北を認める状態を指すんだよ。
でも、「降伏」は、もう負けを認めて「お前の勝ちや」と手を上げるようなもんやろ。戦争とかで、もうこれ以上戦っても勝てへんって分かったら、それを認めて相手に従うってことやな。要するに、どっちも相手に従うんやけど、その理由や感じ方がちゃうってわけやな。
そして二つ目は、相手を深く敬って、自ら低くすること、つまり尊敬の意を表して謙虚になることを意味しているんだよ。