教鞭の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
教鞭
【読み方】
きょうべん
【意味】
教師が授業に使うむち。
これは、教える力や熱意を示すもんやね。今は教師が持ってるってだけで、ほんまに使われることはないんやで。
【語源・由来】
「教」は「おしえる。おしえ。」
「鞭」は「むち。むちうつ。」
【類義語】
教壇に立つ、手塩に掛ける
教鞭(きょうべん)の解説
「教鞭」という言葉は、教師が授業に使うむちのことを指しているんだよ。
昔の時代には、教師が授業中に生徒たちに説明するときや、注意を引くときに、むちを使って黒板を叩いたり、場合によっては生徒を叩くこともあったんだ。だから、この「むち」が「教鞭」として象徴的に使われるようになったんだよね。
でも、今の時代では、実際にむちを使って生徒を叩くようなことはしないよ。だけど、「教鞭をとる」という表現は、教師が教える仕事を始める、またはその職を持つことを意味する言い回しとして使われているんだ。つまり、教師としての役割や職務を担うことを示しているんだね。
たとえば、「教鞭をとる傍ら」っていうのは、教師として授業を行うことの一方で、他のこともしているという意味だよ。たとえば、教師でありながら、研究や著述活動など、授業以外の仕事もしていることを示すときに使うんだ。
だから、「教鞭」という言葉は、教師が授業を行うという役割や、その仕事を担うことを表しているんだね。
教鞭(きょうべん)の使い方
教鞭(きょうべん)の例文
- この春から教鞭を執ることになっている。
- 美術教員として教鞭を執りながら、演奏活動をしている。
- 大学で研究を続けながら高校で教鞭を執る。
- 教鞭を執っていたころが懐かしい。
- 父が教鞭を執る学校に入学する。
教鞭の文学作品などの用例
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・・・をした室、いっしょに教鞭を取った人たち、校長、それからオルガンの・・・ 田山花袋「『田舎教師』について」
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・・・第一、嘗て、小学校に教鞭を取って経験のある彼女は、何故又、小学校・・・ 宮本百合子「ひしがれた女性と語る」
「教鞭を振るう」は誤用?
「教鞭」を使った「教鞭を振るう」という表現をインターネット上で見かけることがありますが、これは誤用です。
正しくは「教鞭を執る(きょうべんをとる)」です。
「教鞭を執る」とは、「教師になって生徒を教える。教職に従事する。」という意味です。
【例文】
- 30年間教鞭を執った。
- 母校で教鞭を執る。
- 隣町の小学校で教鞭を執っている。