強固の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
強固
【読み方】
きょうこ
【意味】
強くしっかりして、ゆるがないさま。
例えば、台風が来てもガッチリと立ってるビルのようなもんか。そういう時に使う言葉なんやな。揺れ動かない強さを持ってるってことやね。
【語源・由来】
「強」は「力や勢いがある。固く丈夫だ。つよい。」
「固」は「がっちりかたまって動かない。かたい。かたまる。」
【類義語】
頑丈 堅牢、丈夫、頑健、剛毅、固い、硬い
【対義語】
薄弱、軟弱、柔弱、惰弱、脆弱
強固(きょうこ)の解説
「強固」という言葉は、何かが本当に強くて、しっかりと固まっている、揺らぐことのない状態を示す言葉なんだよ。
たとえばね、「強固な意志」というのは、どんな困難な状況が来ても、その意志や考えを変えない、ブレないっていうこと。つまり、自分が決めたことや考えていることをしっかりと持っている、という意味だよ。どんなに誘惑や困難があっても、その人の考えはぶれない、変わらないっていう強さを持っているんだね。
また、「あの建物は強固に出来ている」という時は、その建物がとても丈夫で、地震が来ても、風が強く吹いても倒れない、壊れないという意味だよ。要するに、その建物はしっかりと、堅固に造られていて、どんな自然の力にも負けないってことを言っているんだ。
ちなみに、「強固」は「鞏固」という漢字でも書けるんだ。この漢字はあまり一般的ではないかもしれないけど、もし見かけたら、「強くてゆるがない」という意味で使われていることを覚えておいてね。
だから、「強固」という言葉は、何かがとても強く、ブレない、動かないという特徴を持っていることを表しているんだね。
強固(きょうこ)の使い方
強固(きょうこ)の例文
- ともこちゃんは強固な意志を持っている。
- 政権基盤を強固にする。
- 強固な鉄筋構造なので、地震に強い。
- その国は、テロに対して強固な姿勢を崩さなかった。
- その事件をきっかけに、両国の関係は強固なものになった。
強固の文学作品などの用例
-
・・・情死の如きは、もっと鞏固な意志と知性とが要求されるとはいえ、また・・・ 倉田百三「人生における離合について」
「強固」と「堅固」の違いを解説
「強固」に似ている語に「堅固(けんご)」があります。
「堅固」は、
①かたくて、こわれにくいこと。転じて、意志がかたく、しっかりしていること。また、そのさま。
②守りがしっかりしていて、攻められても容易には破られないこと。また、そのさま。
③健康で丈夫なこと。また、そのさま。
(副詞的に)
①まったく。まるで。
②必ず。きっと。
という意味です。
「強固」も「堅固」も、強くしっかりしているさまをいいます。
しかし、「堅固」は、防備などがしっかりしているという攻撃に関する意味や、丈夫という健康に関する意味がある点が「強固」と違います。
一方、「堅固」は、物が硬くて壊れにくい、また意志や守りがしっかりしていて、容易には崩れないこと、さらには体が健康で丈夫であることまで幅広く表現する言葉なんだよ。
でも、「堅固」は、物がカチカチに固いことや、人の意志がブレないこと、さらには体がめっちゃ健康でガッチリしてることも指すんやな。要するに、「堅固」のほうがもうちょっと幅広い使い方ができるんやな。ちょっと似てるけど、ちゃんと違いがあるねんな。
しっかりと固定されていて、簡単には壊れない、という意味だよ。