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「随時」の意味と使い方や例文!「都度」「適宜」「逐一」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
随時

【読み方】
ずいじ

【意味】
①適宜な時に行うさま。その時々。
②日時に制限のないさま。好きな時にいつでも。

【語源・由来】
「随」は「成り行きにまかせる。」
「時」は「ある一定のとき。そのとき。おり。」

【類義語】
臨時

【対義語】
定時

随時(ずいじ)の使い方

ともこ
空手部は年度の途中でも入部は可能なの?
健太
随時入部できるよ。
ともこ
途中入部でも練習についていける?
健太
やる気があれば大丈夫。

随時(ずいじ)の例文

  1. 必要に応じて随時開催します。
  2. 随時受け付けています。
  3. 随時アルバイトを募集しています。
  4. 社内報は随時発行されます。
  5. 随時更新されます。

「随時」と「都度」「適宜」「逐一」の違いは?

随時」に似ている語に「都度(つど)」「適宜(てきぎ)」「逐一(ちくいち)」があります。

随時」と「都度」の違い

都度」は、物事が行われるたびごと。毎回。

という意味です。

都度」は、毎回という意味ですが、「随時」は、気が向いた時という意味であって、毎回という意味がない点が違います。

随時」と「適宜」の違い

適宜」は、
①状況によく合っていること。また、そのさま。適当。
②便宜に従うこと。その時々に応じて、各自の判断で行動するさま。

という意味です。

適宜」は、時と場合に合わせて行動することをいいます。対して「随時」は、状況に関係なく好きな時にという意味で使われる点が違います。

随時」と「逐一」の違い

逐一」は、順を追って、一つ残らず取り上げていくこと。何から何まで全部。いちいち。副詞的にも用いる。

という意味です。

逐一」は、順を追って、いちいちという意味ですが、「随時」は、気が向いた時にいつでもという意味である点が違います。