協力の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
協力
【読み方】
きょうりょく
【意味】
力を合わせて事にあたること。
一人ひとりが持ってる力を組み合わせて、大きな力に変えるんやな。それは、みんなで協力して、一緒に頑張ることのすごさや大切さを教えてくれるわけやな。
【語源・由来】
「協」は「力を合わせる。」
「力」は「力を尽くす。つとめる。」
【類義語】
共同、協同、提携、連携
【対義語】
妨害、分担、対決、対立、競争、我儘
協力(きょうりょく)の解説
「協力」という言葉は、いくつかの力や意見を一緒にして、一つの目標や仕事に取り組むことを表す言葉なんだよ。
例えば、「協力を仰ぐ」というのは、自分一人では解決できない問題やタスクがある時、他の人たちの力を借りて、より良い結果を目指すときに使う言葉だよ。ここでの「仰ぐ」は、助けを求める、サポートをお願いするという意味になるんだ。言い換えれば、自分の力だけでは難しいことを、みんなの力を合わせて乗り越えようとする姿勢を示しているよ。
また、「事業に協力する」というのは、ある事業やプロジェクトなどに関わることで、自分の力を出してその事業を成功させるために助ける、または参加するという意味だよ。事業っていうのは、ビジネスや新しい取り組みのことを指すから、その事業を進めるために一緒に力を出すことを「協力する」と言うんだ。
だから、「協力」という言葉は、一緒に力を合わせて何かを進める、または成功させるための取り組みや行動を表しているんだね。
協力(きょうりょく)の使い方
協力(きょうりょく)の例文
- 募金に協力する。
- 一致協力する。
- 新規事業立ち上げに協力する。
- 協力して事に当たる。
- 協力体制を整える。
協力の文学作品などの用例
-
・・・社へ出ても、他と共に協力の出来ぬ、憐れむべき人間にする結果となり・・・ 小川未明「お母さんは僕達の太陽」
「協力」と「団結」「連携」「提携」との違いを解説
「協力」に似ている語に「団結(だんけつ)」「連携(れんけい)」「提携(ていけい)」があります。
「協力」と「団結」の違いは?
「団結」は、多くの人が共通の目的のために一つにまとまることをいいます。
「協力」は、二人以上の人や二つ以上の団体が力を合わせて、努力して事に当たることをいいます。
対して「団結」は、多くの人がまとまることをいいます。
なので「協力」は、二人以上である点、まとまるという意味がない点が「団結」と違います。
それに対して、「団結」は、多くの人が同じ目的や考えのために一つにまとまる、結束することを指すんだ。
そして、「団結」は、一緒になって目標に向かっていくことやな。たとえば、サッカーチームの選手たちが勝つために一丸となる感じか。似てるけど、ちょっと違うんやな~。
「協力」と「連携」の違いは?
「連携」は、互いに連絡をとり協力して物事を行うことをいいます。
「連携」には、「協力」して物事を行うという意味が含まれるので、「協力」と共通する部分がありますが、「連絡を密に取り合う」という意味がある点が「協力」とは違います。
それに対して、「連携」は、特定の課題や役割を持つ人々がしっかりと連絡をとり合い、お互いの動きを調整しながら物事を進めることを意味しているんだ。
一方で、「連携」は、それぞれが特技や役割があって、その中で手を取り合って進むことやな。サッカーでパスをつないでゴールを狙うみたいな。何かを進める上で、ちゃんと情報を共有して動く感じやね。ちょっと似てるけど、アプローチが違うんやな。
「協力」と「提携」の違いは?
「提携」は、
①互いに助け合うこと。共同で物事を行うこと。タイアップ。
②手に持つこと。たずさえること。
をいいます。
「協力」も「提携」も、一緒に事を行うために、二人以上の人や二つ以上の団体がつながりを持つことをいいます。
しかし「協力」は、力を合わせ、努力して事に当たるというニュアンスで使います。
対して「提携」は、主にビジネスで使われ、業務を効果的に行うためにつながりを持つことをいいます。
一方で、「提携」は特に組織や団体などが、共同で何かを行うために協力関係を結ぶことを指す。また、手に持つことやサポートすることも意味するんだ。
そして、「提携」は、もうちょっと大きな組織や会社が、手を組んでなんか共同でビジネスをするみたいな時に使うんやな。映画とかでよく聞く「この二つの会社が提携した」ってやつや。要するに、協力はもっと身近なことで使われて、提携はもうちょっとビジネス的な感じやな。
一人では難しいことも、みんなで手を取り合ってやればうまくいく、という意味があるんだ。