【二字熟語】
抹消
【読み方】
まっしょう
【意味】
塗りつぶして消すこと。記載事項を消すこと。
【語源・由来】
「抹」は「塗りつぶす。」
「消」は「きえてなくなる。なくす。けす。」
【類義語】
消去、隠滅、抹殺、消却
【対義語】
存続、登録
抹消(まっしょう)の使い方
兄さんが自分の過去を抹消したいって言っていたよ。
誰でも思春期の頃の記憶は抹消したいみたいね。
思春期って何なんだろうね。
大人になって独り立ちするための通過儀礼ね。
抹消(まっしょう)の例文
- 名簿から彼の名前を抹消した。
- パソコンからデータを抹消した。
- 借金を返済し、抵当権を抹消した。
- 不要な語句を抹消する。
- 怪我でその選手は、登録を抹消された。
「抹消」と「削除」「消去」の違いは?
「抹消」に似ている語に「削除(さくじょ)」「消去(しょうきょ)」があります。
「抹消」と「削除」の違いは?
「削除」は、文章などの一部を、けずりとること。
という意味です。
「抹消」は、消すことをいいます。対して「削除」は、文章などの一部を、削り除くことをいうので意味が違います。
「抹消」と「消去」の違いは?
「消去」は
①消えてなくなること。また、消してなくすこと。
②数学で、いくつかの未知数を含むいくつかの方程式から、未知数の数を減らすために、特定の未知数を他の未知数に置き換え、その未知数を含まない方程式を導くこと。
という意味です。
「抹消」は、文書に書かれた文字を、塗りつぶして消すことをいいます。
対して「消去」は、消し去ることをいい、姿や形が見えなくなることをいいます。