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「無恥」の意味と使い方や例文!「厚顔無恥」とは?(類義語)

【二字熟語】
無恥

【読み方】
むち

【意味】
恥を恥と思わないこと。また、そのさま。恥知らず。

【語源・由来】
「無」は「…でない。…しない。」
「恥」は「はじる。はじ。」

【類義語】
恥知らず、破廉恥、恥さらし

無恥(むち)の使い方

健太
最近のネットニュースは誤字脱字が多いね。
ともこ
言葉の意味の間違いも多いわ。
健太
無知で無恥なジャーナリスト気取りが多いなんて嘆かわしい世の中だね。
ともこ
日本の新聞社には、言葉の門番としてもっと頑張ってもらいたいわね。

無恥(むち)の例文

  1. 妻は夫の三歩うしろに控えているものとされ、夫婦並んで歩くことは無恥な行為とされた。
  2. 厚顔無恥じゃないと、大勢の人の目にさらされるアイドルという仕事はできないだろう。
  3. この期に及んで言い訳をするとは無恥なやつだ。
  4. 僕は責任の一端を担っていないと言えるほど厚顔無恥ではなかった。
  5. 電車の中で化粧をする女性を見ると、厚顔無恥で美しくないと思う。

「厚顔無恥」とは?

無恥」を用いた四字熟語の一つに「厚顔無恥」があります。

厚顔無恥」とは、「厚かましくて、恥知らずなこと。他人の迷惑など考えずに自分勝手に行動すること。」という意味です。

厚顔」は、厚かましいこと。「無恥厚顔」ともいいます。
厚顔」を「紅顔」、「無恥」を「無知」と書き間違えないようにしましょう。
出典は、『文選』孔稚珪「北山移文」です。

【例文】
兄の死を冷眼視するほど、彼女が厚顔無恥であるとしたならば(菊池寛、真珠夫人)

【類義語】
・寡廉鮮恥(かれんせんち)
・傍若無人(ぼうじゃくぶじん)
・唯我独尊(ゆいがどくそん)