読み方で悩みやすい漢字の一つに、「土産」があります。
Q「土産」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
土産の読み方
- 「みやげ」
- 「どさん」
- 「みやげ」と「どさん」両方とも
このページでは、悩みやすい「土産」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「土産」の読み方は、「みやげ」?「どさん」?
土産の正しい読み方は、「みやげ」「どさん」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「土」の音読みには「ド」「ト」、「つち」があります。また、「産」の音読みには「サン」、訓読みには「う(む)」「う(まれる)」「うぶ」があります。「土」や「産」の音には「みや」や「げ」はありません。
しかし、土産の読み方は「みやげ」「どさん」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「みやげ」と「どさん」の両方です。
広辞苑には「みやげ」「どさん」の両方の項目があります。「みやげ」の項目には「『みあげ(見上)』の転」とあり、「みあげ(見上・土産)」と読む項目もあります。一方、「どさん」の項目には「『とさん』とも」とあります。
「土産」の意味は、「みやげ」と「どさん」で違う!
「土」には「つち」「その土地の」などの意味があります。一方、「産」には「子を産む」「物をうみだす」「つくりだす」などの意味があります。
土産(みやげ)の意味は「旅先から持って帰る土地の産物」「人の家を訪問する際に持っていく贈り物」「嫁入り・婿入りの持参金」です。
一方、土産(どさん)の意味は「土地の産物」「みやげ」です。
土産を用いた例文には「旅先で家族に土産を買う」「手土産を持って挨拶に行く」があります。
まとめ
- 土産の読み方は、「みやげ」「どさん」のどちらも正しい。
- 土産(みやげ)は「旅先から持って帰る土地の産物」「人の家を訪問する際に持っていく贈り物」を意味する。
- 土産(どさん)は「土地の産物」「みやげ」を意味する。