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「霧消」の意味と使い方や例文!「雲散霧消」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
霧消

【読み方】
むしょう

【意味】
霧が晴れるようにすっかり消えること。雲散。

【語源・由来】
霧が消える意。

【類義語】
雲散、消滅、消失、氷解

【対義語】
残留、残存

霧消(むしょう)の使い方

ともこ
健太くん。また友だちと喧嘩したの?
健太
あんなやつとは絶交だよ。
ともこ
素直に謝ればいいのに。謝れば、お互いの怒りは霧消して元通りでしょう。
健太
あっちが謝ればいいんだよ。僕は今回は謝らないぞ。

霧消(むしょう)の例文

  1. 良いアイディアが思い付きそうだったが、ともこちゃんに話しかけられて霧消してしまった。
  2. ともこちゃんの一言で、ずっと頭の中にあった疑問は霧消した。
  3. 監督のユーモアで、一触即発の雰囲気は雲散霧消してしまった。
  4. 愛猫が玄関で出迎えてくれると、仕事の疲れが霧消する。
  5. 米国で一時的に銃規制強化の機運が生まれたが、同時多発テロで雲散霧消した。

「雲散霧消」とは?

霧消」を用いた表現の一つに「雲散霧消(うんさんむしょう)」があります。

雲散霧消」とは、「雲か霧のように消えてなくなること。あとかたもなく消え失せること。」という意味です。

「雲霧散消」「雲霧消散」の真ん中の二文字を入れ替えた表現です。

【類義語】
・海市蜃楼(かいししんろう)
・無影無踪(むえいむそう)

【例文】

  1. 事実上その計画は雲散霧消した。
  2. 散歩している間に悩みは雲散霧消してあとかたもなくなった。