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「虫酸」の意味と使い方や例文!「虫酸が走る」とは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
虫酸

「虫唾」とも書く。

【読み方】
むしず

【意味】
胸のむかむかした時、口の中に逆出する酸っぱい液。

【語源・由来】
口の中に逆出する胃の中の酸敗液を、寄生虫が出す唾液、または寄生虫が出す酸と考えたことから。

【類義語】
酸敗液、胸のむかつき

虫酸(むしず)の使い方

健太
咀嚼音のする人と食事をすると虫酸が走るんだ。
ともこ
あー、分かるわ。口を閉じればいいのにね。
健太
どうして口を閉じないんだろう。
ともこ
自覚していないんでしょうね。

虫酸(むしず)の例文

  1. 「僕は、じつをいうと、こういう議論は虫酸が走るほどいやなんです」(ドストエフスキー、カラマーゾフの兄弟)
  2. なまこが食膳にのるだけで虫酸が走る。
  3. 彼の人を小馬鹿にしたような話し方には虫酸が走る。
  4. そのことを想像しただけで虫酸が走る。
  5. こういうずるいことをされるのが虫酸が走るほど嫌いだ。

「虫酸が走る」とは?

虫酸」を用いた表現の一つに「虫酸が走る(むしずがはしる)」があります。

虫酸が走る」とは、口の中に虫酸が出て、吐き気を催すという意味から、吐き気を感じるほど不快な気持ちになることをいいます。

人に使うことが多いですが、物事を忌み嫌うことについてもいいます。

【例文】

  1. 健太くんの話を聞くと虫酸が走るからやめていただきたい。
  2. 大嫌いな彼の声を聞くだけで虫酸が走る
  3. 彼女の顔は、思い出すだけでも虫酸が走る
  4. 蛇を見ると虫酸が走る