【二字熟語】
人情
【読み方】
にんじょう
【意味】
①人間の自然な心の動き。人間のありのままの情感。
②人としての情け。他人への思いやり。
【語源・由来】
「情」は「なさけ。まごころ。思いやり。」
【類義語】
義理、温情
【対義語】
冷たい、澆薄、不人情、突き放す
人情(にんじょう)の使い方
健太くん。迷子の子を交番に連れて行ってあげたんですって?偉いわね。
泣いている子がいれば、声をかけて助けるのが人情ってもんでしょう。
こういう世の中だから、下手に声をかけると、泣かした犯人にされたり、誘拐犯だと勘違いされたりするじゃない。
世知辛い世の中だね。
人情(にんじょう)の例文
- 健太くんは人情の厚い人です。
- 隠されると知りたくなるのが人情だ。
- 義理と人情の板挟みになる。
- どうも私は義理人情に弱い。
- ともこちゃんは、人情の機微が分かる。
「人情深い」とは?
「人情」を用いた語の一つに「人情深い(にんじょうぶかい)」があります。
「人情深い」とは、他人の痛みを、自分のことのように心配する思いやりある人という意味です。
【例文】
- 江戸っ子は言葉遣いは荒いが、人情深いイメージだ。
- ドラマの影響で、大岡越前は人情深い町奉行として知られている。
- 怒ると怖いが、人情深いいい人だった。