【二字熟語】
入念
【読み方】
にゅうねん
【意味】
細かいところまで行きとどいていて、丁寧なこと。また、そのさま。ねんいり。
【語源・由来】
念入りの意。
【類義語】
丁寧、念入り、丹念、克明、周到
【対義語】
即興、適当、無造作、粗略
入念(にゅうねん)の使い方
ともこちゃん?一体だれかと思ったよ。
いつもよりかわいい?
入念にメイクをすると人は変わるね。もう原形をとどめていないよ。
その表現は嬉しくないわ。
入念(にゅうねん)の例文
- 事故がないように入念に点検する。
- 犯人は、相当入念に殺害計画を練ったようだ。
- 水泳前は、入念な準備をしないとおぼれます。
- ともこちゃんの理論は、入念な調査に基づいた正しいものです。
- 漏れがないよう入念にリストをチェックする。
「入念」と「丹念」「念入り」「周到」との違いは?
「入念」に似ている語に「丹念(たんねん)」「念入り(ねんいり)」「周到(しゅうとう)」があります。
「入念」と「丹念」の違いは?
「丹念」は、「細かいところにまで注意を払うこと。心を込めて丁寧に行うこと。また、そのさま。入念。
という意味です。
「入念」も「丹念」も、細かいところにまで注意を払い、丁寧なことをいいます。
しかし「入念」は、念を入れてというニュアンスが強いです。
対して「丹念」は、きめ細かく丁寧というニュアンスが強い点が違います。
「入念」と「念入り」の違いは?
「念入り」は、「細かい点にまでよく気をつけて物事をすること。また、そのさま。」という意味です。
「入念」も「念入り」も、どちらも念を入れてという意味で使われるので、ほぼ同じ意味です。
「入念」と「周到」の違いは?
「周到」は、「手落ちがなく、すべてに行き届いていること。また、そのさま。」という意味です。
「入念」も「周到」も、注意深く、すみずみまで配慮が行き届き、きめの細かいさまをいいます。
「入念」は、念を入れてという意味に重きを置いた言葉です。
対して「周到」は、準備、用意などがぬかりがないさまに重きを置いた言葉です。