重荷の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
重荷
【読み方】
おもに
【意味】
①重い荷物。
②能力をこえた大きな責任。
心にも、背中にも、重さを感じるんやろな、この言葉は。
【語源・由来】
重い荷物の意。
【類義語】
重圧、負担
【対義語】
軽荷
重荷(おもに)の解説
「重荷」という言葉は、2つの意味があるんだ。
まず、文字通りには「重い荷物」を指すよ。たとえば、旅行や移動のときに持ち運ぶ荷物が重たく感じる場合に、それを「重荷」と言ったりするね。
もう1つの意味は、物理的な荷物ではなく、心の中や精神的な部分で感じるプレッシャーや負担のことを指すよ。例えば、大きな役職や難しい仕事、厳しい期待など、自分の能力や経験を超えるような大きな責任を持つことを「重荷」と感じることがあるんだ。
「今回の役目を重荷に感じる」は、今回の仕事や役目が非常に大変で、そのプレッシャーや負担を強く感じているという意味になるよ。
重荷(おもに)の使い方
重荷(おもに)の例文
- 親の期待が重荷になる。
- 子供たちが巣立ち、ようやく重荷を下ろすことができた。
- ともこちゃんの好意がかえって重荷に感じられた。
- 息子が無事に帰ってきて重荷がとれた。
- 子供の重荷になりたくないから、老人介護施設に入ります。
重荷の文学作品などの用例
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・・・中には重荷を積んだ車のやや劇しい響をさせるのもある。犬の身の辺に・・・ 著:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ 訳:森鴎外「犬」
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・・・みたいな者にゃ一種の重荷だよ。それよりは何処でも構わず腹の空いた・・・ 石川啄木「一利己主義者と友人との対話」
「重荷」と「負担」の違いを解説
「重荷」に似ている語に「負担(ふたん)」があります。
「負担」は
①荷物を肩や背にかつぐこと。また、その荷物。
②義務・責任などを引き受けること。また、その義務・責任など。
③力量を超えて重すぎる仕事や責任。重荷。
という意味です。
「重荷」も「負担」も、力量を超えて重すぎる仕事や責任という意味で、同じように使います。
しかし「重荷」は、重い荷物をいうのに対して、「負担」は、荷物や荷物を担ぐことという意味で使われます。
また、「重荷」が、能力をこえた大きな責任をいうのに対して、「負担」は、責任や責任を引き受けることという意味で使います。
一方、「負担」という言葉は、荷物を背負うことやその荷物自体を指すこともあれば、義務や責任を引き受けること、またはそれ自体を指すこともあるんだよ。
それはつまり、「重荷」はちょっと背負いすぎて重すぎる感じで、「負担」は背負っているものやその仕事や義務のことを指すんやな。似てるけど、使い方によって意味がちょっと変わるんやな。
2つ目は、自分の能力を超えて感じる大きな責任やプレッシャーのことを指すんだ。