汚点の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
汚点
【読み方】
おてん
【意味】
①物にぽつんとついた汚れ。染み。
②不名誉な点。きず。
もう一つは、たとえば誰かがちょっと失敗したり、悪いことをしたりして、それがみんなに知られるようなことや、そのことで名誉にキズがつようなことをいうわけやな。この言葉は、注意深く行動することの大切さを教えてくれるな。
【語源・由来】
「汚」は「行為・評判などをけがす。けがれる。」
「点」は「不名誉な点。きず。」
【類義語】
汚れ、汚れ
汚点(おてん)の解説
「汚点」っていう言葉は、2つの意味があるんだよ。
1つ目の意味は、物についた小さい汚れやシミのことを指すんだ。たとえば、白いシャツにコーヒーをこぼしてしまった時のような、目立つ汚れのことを「汚点」と言うよ。
2つ目の意味は、人の評価や記録に残るような、よくないことや恥ずかしいことを指すんだ。これは、物理的な汚れではなく、例えば、試験で0点を取ってしまう、またはやってはいけないことをしてしまった時のように、自分の評価を下げるようなことを「汚点」と言うんだよ。
「経歴に汚点を残す」、という表現は自分の過去の行動や経験の中で、後悔したり、他人に知られたくないようなことをしてしまった、という意味だよ。これは、その行動や経験が自分の評価や評判を悪くする可能性があるから、それを「汚点」と表現しているんだね。
汚点(おてん)の使い方
汚点(おてん)の例文
- ともこちゃんの華麗な経歴に汚点がついてはいけない。
- 一度つけてしまった生涯の汚点は、ずっと付きまとうだろう。
- あの選挙は自分の人生の最大の汚点となった。
- ゴーストライターに書いてもらったことがばれたら、汚点になるどころか作家人生お終いだ。
- 彼女は両親に大事にされ、汚点一つない完璧な人生を歩んでいます。
汚点の文学作品などの用例
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・・・た薄明が幾個ともなく汚点のように地を這って、大きな星は薄くなる、・・・ 著:ガールシンフセヴォロド・ミハイロヴィチ 訳:二葉亭四迷「四日間」
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・・・は、自分の体についた汚点として、厭な気持で彼女を見るのでした。 ・・・ 著:タゴールラビンドラナート 訳:宮本百合子「唖娘スバー」
「人生の汚点」とは?
「汚点」を用いた表現の一つに「人生の汚点」があります。
「人生の汚点」とは、人生における不名誉な点をいいます。
たとえば、大事な場面で大失敗したり、本当に後悔するようなことをしてしまった時のことを言うんやな。
【例文】
- 健太くんとお付き合いしたことは人生の汚点だと思う。
- インターネットが発明され、人生の汚点として自分の心にしまっていたことが、未来永劫人の目にさらされるようになりました。
- 調子に乗っていた時期があり、あの頃の発言は人生の汚点だ。
二つ目は、人の名誉や評判に傷をつけるような出来事や事実を指すことだよ。