姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「流麗」の意味と使い方や例文!「流麗な人」は誤用?(類義語・対義語)

【二字熟語】
流麗

【読み方】
りゅうれい

【意味】
詩文の語句や書きぶり、音楽の調子などがなだらかでうるわしいこと。

【語源・由来】
「流」は「ながれる」「なめらか」「麗」は「うるわしい」という意味。このことから「詩文の語句や書きぶり、音楽の調子などがなだらかでうるわしいこと」という意味。

【類義語】
華麗、婉麗、優婉、風雅、端麗、優美、閑雅、瀟洒、典麗、端正、麗しい

【対義語】
粗鬆、ただたどしい、荒々しい、不恰好

「流麗な人」は間違い?

とても美しい人に対して「流麗な人」ということがあります。

しかし「流麗」は詩文や音楽について使う言葉なので誤用と言えます。

同じ「麗」を用いた「美麗」(うつくしいこと。うるわしいこと。)、「秀麗」(すぐれてうるわしいこと)、「容姿端麗」(顔立ちや体つきが整っていて美しいさま)などを使うようにしましょう。

流麗(りゅうれい)の使い方

ともこ
健太くんは行動はがさつなのに、文章は美しいわよね。
健太
がさつって・・・。
ともこ
褒めているのよ。健太くんの流麗な文章には感心させられるって。
健太
前半部分が気になって素直に喜べないよ。

流麗(りゅうれい)の例文

  1. 流麗な音楽を聴いてリラックスした。
  2. ともこちゃんの文字は流麗です。
  3. 流麗な旋律に酔いしれた。
  4. その古文書は流麗な筆で記されてあった。
  5. 流麗な名文とはこういう詩のことを言うのだろう。