【二字熟語】
怜悧
「伶俐」とも書く。
【読み方】
れいり
【意味】
かしこいこと。りこうなこと。
【語源・由来】
「怜」は「さとい。かしこい。」
「悧」は「かしこい。さかしい。」
【類義語】
利口、賢明、聡明、利発
【対義語】
愚昧、蒙昧、暗愚、愚鈍、魯鈍
怜悧(れいり)の使い方
あの大統領は、元スパイなんだって。
スパイってまだ実在するのね。
きっと怜悧なスパイだったんだろうね。
怜悧なスパイだったら表舞台に出て来ないと思うわ。
怜悧(れいり)の例文
- ゆえにひろく身体といわないで、狭く神経質の人はとかく気弱勝ちであるといわれると思う。これが前にもいった怜悧なことと気弱なこととが結びつく理由であろう。(新渡戸稲造、自警録)
- ともこちゃんは怜悧で才女と評判が高かった。
- 毫も変らないのです。これだけはいくら怜悧な奥さんの感化力でもどうする訳にも行かないと見えますね。(夏目漱石、明暗)
- 質屋の土蔵である。三十歳を越したばかりの小柄で怜悧な女主人が経営しているのだ。このひとは僕と路で行き逢っても、僕の顔を見ぬふりをする。(太宰治、彼は昔の彼ならず)
- 短い会話だったが、彼らの怜悧さがよくわかった。
「怜悧な美貌」とは?
「怜悧」を用いた表現の一つに「怜悧な美貌(れいりなびのう)」があります。
「怜悧な美貌」とは、賢そうな美しい顔かたちという意味です。
【例文】
- 彼が、怜悧な美貌を微笑ませるとバラの花が咲いたかのようだった。
- かわいらしいともこちゃんとは対照的に、姉は怜悧な美貌の持ち主だ。