【二字熟語】
憐憫
「憐愍」とも書く。
【読み方】
れんびん
【意味】
あわれむこと。あわれみ。れんみん。
【語源・由来】
「憐」は「あわれむ。あわれみ。」
「憫」は「あわれむ。うれえる。」
【類義語】
哀憐
【対義語】
非情、薄情、冷血
「憐憫を垂れる」「憐憫の眼差し」とは?
「憐憫」は「憐憫を垂れる」「憐憫の眼差し」という表現で使われます。
「憐憫を垂れる」とは?
「憐憫を垂れる」とは、「垂れる」という語から、目上の人が目下の人に対してあわれむことをいいます。なので、目下の人が目上の人に対して使うことはできません。
【例文】
- やる気が空回りしている部下に憐憫を垂れる。
- 小さい頃に両親を亡くした私に、大人たちは憐憫を垂れて気にかけてくれた。
- 連日残業をしている部下に憐憫を垂れた。
「憐憫の眼差し」とは?
「憐憫の眼差し」は、あわれむような眼差しのことをいいます。弱っている人や落ち込んでいる人に送る視線をいいます。
【例文】
- 上司に叱られたともこちゃんに、憐憫の眼差しを向けた。
- 障害を持っているからといって、憐憫の眼差しを送らないでほしい。
- 上司に裏切られすべてを失った健太くんに憐憫の眼差しを送った。
- 同僚からの憐憫の眼差しを見て、自分の苦境を再認識させられた。
憐憫(れんびん)の使い方
健太くん。また0点を取ったの?
そんな憐憫の目で見ないでくれ。
憐憫の目で見られたくないなら、せめて70点くらいは取らないとだめよ。
勉強ととことん相性が悪いんだよ。
憐憫(れんびん)の例文
- 健太くんに憐憫の情を催す。
- 狭い檻に閉じ込められている動物たちに憐憫の情を抱いた。
- お金に執着する健太くんの姿に憐憫を感じた。
- 憐憫の情が胸にこみあげてきた。
- 哀れな人々に対して深い憐憫の情を抱いた。