【二字熟語】
理想
【読み方】
りそう
【意味】
①人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態。
②理性によって考えうる最も完全な状態。また、実現したいと願う最善の目標あるいは状態。
【語源・由来】
「理」は「物事に備わった筋道。」
「想」は「心に思い浮かべる。おもう。おもい。考え。」
【類義語】
希望、目標、理念
【対義語】
現実、実情、具体
理想(りそう)の使い方
健太くん。引っ越すなんて急ね。
理想の家が見つかったんだって。
どこなの?
ここから200km位離れた所だよ。父さんにとっては、富士山が見える理想の家らしいよ。
理想(りそう)の例文
- 理想は高く持った方がいい。
- 理想と現実のギャップに悩む。
- ともこちゃんは理想の人だ。
- 高い理想を掲げる。
- 理想を追い求め続ける。
「理想」と「希望」「目標」の違いは?
「理想」に似ている語に「希望(きぼう)」「目標(もくひょう)」があります。
「理想」と「希望」の違いは?
「希望」は、
①あることの実現をのぞみ願うこと。また、その願い。
②将来に対する期待。また、明るい見通し。
③文法で、①の意を表す言い方。動詞に、文語では助動詞「たし」「まほし」、口語では助動詞「たい」などを付けて言い表す。
という意味です。
「理想」は、心に描く、それ以上ないという完全な状態をいいます。
対して「希望」は、将来に対する期待や明るい見通しをいうので意味が違います。
「理想」と「目標」の違いは?
「目標」は、
①そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。
②射撃・攻撃などの対象。まと。
③行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。
という意味です。
「理想」は、心に描く、それ以上ないという完全な状態をいいます。
対して「目標」は、実現・達成をめざす水準、目印をいうので意味が違います。