【二字熟語】
露悪
【読み方】
ろあく
【意味】
自分の悪いところをわざとさらけ出すこと。
【語源・由来】
「露」は「あらわす。さらけ出す。あらわになる。」
「悪」は「正しくない。わるいこと。」
【類義語】
偽悪
【対義語】
偽善
露悪(ろあく)の使い方
彼はヤンキーなの?
露悪的なだけで根はいい人だよ。
露悪趣味なのね。
そうだね。そういう趣味嗜好だね。
露悪(ろあく)の例文
- なんでもかでも、ことさら露悪的表現をするなどという趣味はなかった。(モーム、月と六ペンス)
- 天醜爛漫としている。ところがこの爛漫が度を越すと、露悪家同志がお互いに不便を感じてくる。(夏目漱石、三四郎)
- 露悪的な炎上マーケティングで、本来の人気とは乖離した視聴再生数を稼ぐYouTuberが増えた。
- けれども、とまた考えて、ごちそうさまでした、とだけ言って、それで引きさがるのは、なんだか、ふだん自分の銭でお酒を呑めない実相を露悪しているようで、賤しくないか、よせよせという内心の声も聞えて、私は途方に暮れていた。私の番が、来た。(太宰治、善蔵を想う)
- 彼は露悪的でテレビ向きじゃないが、センスがあるお笑い芸人だ。
「露悪的」とは?
「露悪」を用いた表現の一つに「露悪的(ろあくてき)」があります。
「露悪的」とは、自分の悪いところをわざとさらけ出すようなという意味です。
【例文】
- 彼には露悪的なとことがあり、他人から嫌われるような真似ばかりする。
- 彼女は、露悪的なまでに傍若無人に振る舞う。