【二字熟語】
論議
【読み方】
ろんぎ
【意味】
①問答によって理非を明らかにすること。互いに意見を述べて論じ合うこと。議論。
②(仏)経論の要義を問答・議論すること。諸寺で学僧の修練・試験のために行われた。
③能の構成部分の一つ。
【語源・由来】
「論」は「筋道を立てて述べる。事の理非を述べたてる。」
「議」は「意見を出して話し合う。」
【類義語】
議論
論議(ろんぎ)の使い方
珈琲チェーン大手のグッズから、発がん物質が検出されて論議を呼んでいるよ。
論議を呼ぶまで発見できないものなのかしら。
市場に出回る前に発見する体制を敷いてほしいよね。
リコールすればいいって問題じゃないわよね。
論議(ろんぎ)の例文
- 外交安全保障政策をめぐる日本の政策論議は、硬直的かつ教条的だ。
- 首相の発言が激しい論議を呼んだ。
- ダムの必要性についてしっかり論議する。
- その計画を継続するべきか否か論議する。
- 論議はとめどなくエスカレートしていき、終わる気配がなかった。
「論議」と「議論」の違いは?
「論議」に似ている語に「議論(ぎろん)」があります。
「議論」は、「互いに自分の説を述べあい、論じ合うこと。意見を戦わせること。また、その内容。」という意味です。
「論議」も「議論」も、互いに意見を述べ、話し合うことをいいます。
しかし「議論」は、幅広い事柄に関して意見を述べ合ったり、意見を戦わせ合ったりすることをいいます。
対して「論議」は、「議論」よりも硬い表現で、日常的にはあまり使われません。