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「老朽」の意味と使い方や例文!「老朽化 」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
老朽

【読み方】
ろうきゅう

【意味】
老いて役に立たないこと。古びて役に立たないこと。また、そのような人または物。

【語源・由来】
「老」は「年をとってふける。おいる。古くなる。」
「朽」は「腐ってぼろぼろになる。衰えてだめになる。」

【類義語】
劣化、老化

【対義語】
新装、刷新、一新、復活

老朽(ろうきゅう)の使い方

健太
僕たちが卒業した小学校って、こんなに老朽してたっけ?
ともこ
記憶よりも老朽しているわね。
健太
思い出補正がかかっていたのかな。
ともこ
記憶の中で美化されていた可能性はあるわね。

老朽(ろうきゅう)の例文

  1. 老朽化が激しく、リフォームしても無駄だろう。
  2. 若いうち旨くやらないと生涯の損だと思った。生涯の損をしてこの先生のように老朽した時の心持は定めて淋しかろう。よくよくつまらないだろう。(夏目漱石、虞美人草)
  3. 老朽化した建物は、自然災害リスクや水漏れリスクが高い。
  4. 良いホテルがあると紹介されてきてみたら、ボロボロの老朽ホテルだった。
  5. 廃墟を思わせるような老朽ぶりだったが、人が住んでいるようだった。

「老朽化 」とは?

老朽」を用いた表現の一つに「老朽化(ろうきゅうか)」があります。

老朽化」とは、古くなって役に立たなくなることをいいます。

【例文】

  1. 老朽化した学校を建て直したいが予算がない。
  2. 老朽化が進む原子力発電所を再稼働させた。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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