【二字熟語】
猜疑
【読み方】
さいぎ
【意味】
人の言動をすなおに受け取らないで、何かたくらんでいるのではないかと疑うこと。
【語源・由来】
「猜」は「そねむ。ねたむ。うたがう。」
「疑」は「疑わしく思う。」
【類義語】
疑る、訝る、疑念、不審、疑惑、懐疑、半信半疑
【対義語】
信憑、憑信
猜疑(さいぎ)の使い方
健太くん。本当に、本当なの?
ともこちゃんは猜疑心の塊みたいだな。
健太くんが嘘つきだからでしょう?
今回は本当なんだよ。信じてよ。
猜疑(さいぎ)の例文
- 健太くんは、他人に対して猜疑心を抱く。
- 猜疑心の強い目で健太くんを見る。
- ともこちゃんの態度は芝居ではないかと猜疑が生じた。
- 猜疑の視線を受けた。
- まさか会社を乗っ取るつもりなのではないかと猜疑した。
「猜疑」と「懐疑」の違いは?
「猜疑」に似ている語に「懐疑(かいぎ)」があります。
「懐疑」は、
物事の意味・価値、また自他の存在や見解などについて疑いをもつこと。
という意味です。
「猜疑」は、人をそねみうたがうことをいいます。対して、「懐疑」は、存在や見解を疑い、判断を保留することをいいます。