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「猜疑」の意味と使い方や例文!「懐疑」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
猜疑

【読み方】
さいぎ

【意味】
人の言動をすなおに受け取らないで、何かたくらんでいるのではないかと疑うこと。

【語源・由来】
「猜」は「そねむ。ねたむ。うたがう。」
「疑」は「疑わしく思う。」

【類義語】
疑る、訝る、疑念、不審、疑惑、懐疑、半信半疑

【対義語】
信憑、憑信

猜疑(さいぎ)の使い方

ともこ
健太くん。本当に、本当なの?
健太
ともこちゃんは猜疑心の塊みたいだな。
ともこ
健太くんが嘘つきだからでしょう?
健太
今回は本当なんだよ。信じてよ。

猜疑(さいぎ)の例文

  1. 健太くんは、他人に対して猜疑心を抱く。
  2. 猜疑心の強い目で健太くんを見る。
  3. ともこちゃんの態度は芝居ではないかと猜疑が生じた。
  4. 猜疑の視線を受けた。
  5. まさか会社を乗っ取るつもりなのではないかと猜疑した。

「猜疑」と「懐疑」の違いは?

猜疑」に似ている語に「懐疑(かいぎ)」があります。

懐疑」は、
物事の意味・価値、また自他の存在や見解などについて疑いをもつこと。

という意味です。

猜疑」は、人をそねみうたがうことをいいます。対して、「懐疑」は、存在や見解を疑い、判断を保留することをいいます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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