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「才覚」の意味と使い方や例文!「才能」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
才覚

【読み方】
さいかく

【意味】
[名](スル)
①すばやく頭を働かせて物事に対応する能力。知恵の働き。機転。
②工夫 (くふう) すること。また、すばやく頭を働かせて物事を処理すること。
③あれこれ苦心して金や物を手に入れること。工面 (くめん) 。
④学問の力。学識。才学。
[形動ナリ]機転や才知のあるさま。

【語源・由来】
「才」は「持ち前の能力。」
「覚」は「今までわからなかった道理や意味に気づく。さとる。」

【類義語】
機知、才知、才気、知力

才覚(さいかく)の使い方

健太
ともこちゃんの才覚で危機を切り抜けることができたね。
ともこ
今回は何とかなったけど、次は分からないわよ。
健太
また、ともこちゃんの才覚で何とかなるよ。
ともこ
何かが起こる前に対策を考えるか、起こらないように考えた方が良いわよ。

才覚(さいかく)の例文

  1. 彼は大学在学時からこのビジネスを始め、この一年で軌道に乗せた才覚の持ち主だ。
  2. 僕にもう少し才覚があれば、こういう結果にならなかっただろうに。
  3. 誰の助けも借りず、自分の才覚で道を切り開く。
  4. 成功した彼には運があり、運以上に才覚もある。
  5. 彼らは親の力で今の地位を得ただけで、知識も才覚もない。

「才覚」と「才能」の違いは?

才覚」に似ている語に「才能(さいのう)」があります。

才能」は、「物事を巧みになしうる生まれつきの能力。才知の働き。」という意味です。

才覚」も「才能」も、能力のことをいいます。

しかし「才覚」は、すばやく頭を働かせて物事に対応する能力をいいます。

対して「才能」は、生まれつきのすぐれた能力をいう点が違います。