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「散見」の意味と使い方や例文!「散見する」とは?「散見される」は誤用?(類義語・対義語)

【二字熟語】
散見

【読み方】
さんけん

【意味】
あちこちに見えること。ちらほら目につくこと。

【語源・由来】
「散」は「ちる。ちらす。ちらばる。」
「見」は「みる。目でみる。みえる。」

【類義語】
往々、ちらほら

【対義語】
稀有

散見(さんけん)の使い方

健太
この公園は樹木が生い茂っていて野鳥が散見するんだよね。
ともこ
へえ。希少な野鳥もいるの?
健太
たくさんいるよ。
ともこ
こういう場所を増やし守り続けないといけないわね。

散見(さんけん)の例文

  1. これは、各地の観光地に散見するおみやげ物だ。
  2. インターネット上の記事に誤記が散見する。
  3. 若い健太くんには未熟な面が散見する。
  4. このところ対応が不十分な例が散見するようだ。
  5. あちこちに熊の足跡が散見する。

「散見する」とは?「散見される」は誤用?

散見」は「散見する」や「散見される」という表現で使われます。

散見する」は「あちこちにちらほら見える」という意味です。

また、「散見される」も同じ意味で使われますが、本来は誤用です。

散見」は物を主語とする単語で、「誤植が散見する」というように、「誤植が見られる」という意味で使われるので、「散見される」は受け身の意味が重複してしまいます。

しかし、「散見される」という表現は辞書の用例に使われていることから、現代では許容されていると考えられます。

本来の使い方は「散見する」です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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