【二字熟語】
散見
【読み方】
さんけん
【意味】
あちこちに見えること。ちらほら目につくこと。
【語源・由来】
「散」は「ちる。ちらす。ちらばる。」
「見」は「みる。目でみる。みえる。」
【類義語】
往々、ちらほら
【対義語】
稀有
散見(さんけん)の使い方
この公園は樹木が生い茂っていて野鳥が散見するんだよね。
へえ。希少な野鳥もいるの?
たくさんいるよ。
こういう場所を増やし守り続けないといけないわね。
散見(さんけん)の例文
- これは、各地の観光地に散見するおみやげ物だ。
- インターネット上の記事に誤記が散見する。
- 若い健太くんには未熟な面が散見する。
- このところ対応が不十分な例が散見するようだ。
- あちこちに熊の足跡が散見する。
「散見する」とは?「散見される」は誤用?
「散見」は「散見する」や「散見される」という表現で使われます。
「散見する」は「あちこちにちらほら見える」という意味です。
また、「散見される」も同じ意味で使われますが、本来は誤用です。
「散見」は物を主語とする単語で、「誤植が散見する」というように、「誤植が見られる」という意味で使われるので、「散見される」は受け身の意味が重複してしまいます。
しかし、「散見される」という表現は辞書の用例に使われていることから、現代では許容されていると考えられます。
本来の使い方は「散見する」です。