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「然様」の意味と使い方や例文!「左様」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
然様

【読み方】
さよう

【意味】
①そのよう。そのとおり。
②相手の言ったことを肯定したり、自分の思い出したことにうなずいて話し出したりするときに発する語。そう

【語源・由来】
「然」は「すでにある事物・状態などをうけて、それを指示する語。そのように。そう。」
「様」は「きまったかたち。一定のやり方。ありさま。」

【類義語】
正に、正しく、その通り、そのよう

然様(さよう)の使い方

ともこ
健太くん。空手部の部長になったのよね。
健太
然様でございます。
ともこ
なんでそんな丁寧な話し方なの?
健太
部長らしくあろうと思って。

然様(さよう)の例文

  1. はい、然様でございます。
  2. 然様、ごもっとも。
  3. 然様、おっしゃる通りです。
  4. 然様、あれは私が大学に入学した年のことだった。
  5. 然様な事がございますかも知れません。

「然様」と「左様」の違いは?

然様」は「左様」とも書きます。

両語の違いは、「然様」は常用漢字表に載っていない、「左様」は常用漢字表に載っているという点です。

常用漢字」とは辞書によると以下のようなものをいいます。

①多数で複雑な感じの不便を避けるため、1923年、臨時国語調査会が指定した日常使用の漢字1962字と同略字154字。31年1858字に改定。
②当用漢字に代わるものとして、1981年に内閣告示された漢字。一般の社会生活において使用する漢字の目安として1945字の字種と音訓を選定。2010年に改定し、2136字種になる。

左様」は文化庁が定める常用漢字表に記載されているため法令や新聞などで使うことができ、「然様」は常用漢字表に記載されていないため法令や新聞などで使われません。