「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「生来」の意味と使い方や例文!「生来の気質」とは?(類義語)

【二字熟語】
生来

【読み方】
せいらい

【意味】
①生まれたときからの性質や能力。生まれつき。性来。しょうらい。
②生まれてから今まで。しょうらい。

【語源・由来】
「生」は「いきながら。うまれつき。」
「来」は「過去のある時点から今まで。このかた。」

【類義語】
先天、生得的、生まれつき、性分

生来(せいらい)の使い方

ともこ
健太くんは生来の怠けものね。
健太
赤ちゃんの頃も、泣くことすら面倒くさくて泣かなかったらしいんだ。
ともこ
お腹がすいても泣かなかったの?
健太
お腹がすいても、おむつがぬれても面倒くさくて泣かなかったんだよ。

生来(せいらい)の例文

  1. 生来病気になったことが無い大臣が、病気になる国民は、自己管理がなっていないせいだと言い放った。
  2. 健太くんは生来の臆病者だから、今更どうこうできるものではない。
  3. ともこちゃんは、末っ子の女の子だから、生来甘やかされて育ちました。
  4. 彼は、生来金の苦労を知らない幸福な人だ。
  5. 彼女は、生来の芸術的才能を持っている。

「生来の気質」とは?

生来」を用いた表現の一つに「生来の気質(せいらいのきしつ)」があります。

生来の気質」とは、生まれつきの気性のことをいいます。

【例文】
・この仕事が、彼の生来の気質に合っていたようで毎日楽しそうだ。
・ともこちゃんが知らなかっただけで、これが僕の生来の気質なんだ。
生来の気質に育った環境での要因が加わり、今の自分を形づくった。

ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。