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「先導」の意味と使い方や例文!「主導」「誘導」「案内」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
先導

【読み方】
せんどう

【意味】
先に立って導くこと。

【語源・由来】
「先」は「空間的にいちばん前の方。」
「導」は「ある方に引っぱっていく。みちびく。」

【類義語】
引率、主導、リード

【対義語】
追従

先導(せんどう)の使い方

健太
みんなをここまで先導してきたよ。
ともこ
ありがとう。準備はできているわよ。
健太
じゃあ。サプライズパーティーを始めようか。
ともこ
みんな驚くだろうな。

先導(せんどう)の例文

  1. ガイドが見学者を先導します。
  2. 日本は、コンピューターの技術開発において先導的な役割を果たしています。
  3. 白バイがマラソン選手を先導しています。
  4. パレードは、ブラスバンドに先導されて大通りをゆっくり進んでいきました。
  5. 大手IT企業がともに2%超安となり、ダウの下落を先導した。

「先導」と「主導」「誘導」「案内」の違いは?

先導」に似ている語に「主導(しゅどう)」「誘導(ゆうどう)」「案内(あんない)」があります。

「先導」と「主導」の違いは?

主導」は、中心となって他を導くことをいいます。

先導」も「主導」も、導くことをいいます。

しかし「先導」は、先に立って導く、「主導」は、中心となって導くという違いがあります。

「先導」と「誘導」の違いは?

誘導」は、
①さそいみちびくこと。人やものをある地点・状態にみちびいてゆくこと。
②電気や磁気が、その電場や磁場の中にあるものに対して作用を及ぼすこと。静電誘導・磁気誘導・電磁誘導など。感応。
③発生学で、胚のある部域の分化の方向が、近接する他の胚域からの影響によって決定されること。眼杯によってレンズが誘導され、レンズによって角膜が誘導されるなど。

という意味です。

先導」も「誘導」も、先に立って導くことをいいます。

しかし「誘導」は、具体的に方向を示すという意味で使われる点が違います。

「先導」と「案内」の違いは?

案内」は、
①道や場所を知らない人をそこに導くこと。また、ある地域を見せて歩くこと。
②取り次ぐこと。
③事情やようすなどを知らせること。また、その知らせ。
④物事の内部のようす。内情。
⑤事情をよく知っていること。承知。
⑥客を招くこと。招待。
⑦官庁で後日の参考にするために、書き写したもの。また、文書の下書き。草案。
⑧物事の事情や内容を明らかにすること。また、問い尋ねること。

という意味です。

先導」も「案内」も、導くことをいいます。

両語とも、特定の場所まで、この辺りの道に詳しくない人を導くという意味で使われます。

しかし「案内」には、「先導」にない幅広い意味がある点が違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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