【二字熟語】
綽然
【読み方】
しゃくぜん
【意味】
ゆったりとして余裕のあるさま。綽々。悠然。
【語源・由来】
「綽」は「ゆったりとしたさま。」
「然」は「他の語に付けて状態を表す語。」
【類義語】
悠然、泰然自若、慌てない、動じない、涼しい顔、簡単に楽々と
綽然(しゃくぜん)の使い方
健太くん。ステージに上がるというのに綽然としているわね。
人前に立ってもあんまり緊張しないんだ。
緊張しない秘訣があるの?
普段から人の目を気にしていないからかな。
綽然(しゃくぜん)の例文
- 錚々たるメンバーがそろう会議だが、綽然たる態度で臨む。
- 人生を左右する試験の前だが、ともこちゃんは綽然としている。
- 余程自信があるのか、健太くんは綽然とした態度だ。
- 冷静沈着なともこちゃんは、緊急時にも綽然たる態度を崩さない。
- 綽然とした態度で臨まないと、合格するものもしなくなるぞ。
「綽然」と「釈然」の違いは?
「綽然」と同じ読み方の語に「釈然」があります。
「釈然」は、「疑いや迷いが解けてすっきりするさま。せきぜん。しゃくねん。」という意味です。
「釈然」の「釈」は、理解するという意味で、「綽然」の「綽」は、ゆったりとしたさまをいうので意味が違います。