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「思慕」の意味と使い方や例文!「恋慕」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
思慕

【読み方】
しぼ

【意味】
恋しく懐かしく思うこと。

【語源・由来】
思い慕う意。

【類義語】
慕情、敬慕、恋慕

思慕(しぼ)の使い方

健太
ともこちゃん。泣きそうな顔をしてどうしたの?
ともこ
お母さんに似た人を見かけて、お母さんへの思慕で胸がいっぱいになったの。
健太
亡くなったばかりだもんね。
ともこ
でも泣いたらお母さんが心配するから泣かない!

思慕(しぼ)の例文

  1. 彼女への思慕の念が日に日に募りました。
  2. 故郷で離れて暮らす母への思慕を歌にしました。
  3. うしなわれた人に思慕の念を抱く。
  4. 思慕の念が募って、強く会いたいと思う。
  5. 彼は、もう会えない人への思慕の情に堪えかねて苦しんでいる。

「思慕」と「恋慕」との違いは?

思慕」に似ている語に「恋慕(れんぼ)」があります。

恋慕」とは、

①恋い慕うこと。
②尺八曲「鈴慕 (れいぼ) 」の異称。

という意味です。

思慕」も「恋慕」も、慕うことをいいます。

しかし「思慕」は、昔を振り返ってなつかしいと思ったり、亡くなった人を恋しく思う意味で使われます。

対して「恋慕」は、異性間の恋心をいう言葉です。