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「辛酸」の意味と使い方や例文!「辛酸を嘗める」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
辛酸

【読み方】
しんさん

【意味】
つらい目や苦しい思い

【語源・由来】
「辛」は「身をつきさすくらいに厳しい。つらく苦しい。」
「酸」は「つらい。いたましい。」
阮籍の「詠懐詩」「感慨懐辛酸、怨毒常多苦」より。

【類義語】
困窮、困苦、苦難

【対義語】
甘美

辛酸(しんさん)の使い方

ともこ
健太くんは未成年なのに、幾多の辛酸を嘗めてきたわよね。
健太
僕の経験で本を書けそうだよ。
ともこ
書いたらベストセラーになるかもしれないわよ。
健太
そうなったら、印税が入って、ようやく日の目を見ることができるね。

辛酸(しんさん)の例文

  1. 健太くんには辛酸を嘗めさせられてきた恨みがある。
  2. 辛酸の数年は、この成功のためにあったのだ。
  3. 親ガチャではずれを引き、世の中の辛酸を嘗めてきた。
  4. 人生の辛酸を嘗め尽くした。
  5. 健太くんは、辛酸を共にした仲だ。

「辛酸を嘗める」とは?

辛酸」は、よく「辛酸を嘗める(しんさんをなめる)」という表現で使われます。

辛酸を嘗める」とは、つらい目にあう、ありとあらゆる苦労を経験するという意味です。

【例文】

  1. 失敗の連続で辛酸を嘗めてきた。
  2. 長らく辛酸を嘗めてきた。
  3. 幸せそうに見えても辛酸を嘗めたことのない人などいない。