【二字熟語】
下手
【読み方】
したて
「したで」とも読む。
【意味】
①位置・方向が下のほう。特に、風下・川下などをいう。しもて。
②相手より地位や能力が下であること。また、その地位など。
③へりくだること。
④相撲で、組み合ったときに差し手で相手のまわしを取ること。また、その手。
⑤囲碁・将棋で、対局者のうち段位・力量の劣ったほう。
⑥犬追物 (いぬおうもの) で、自分の馬の後に立つ射手。
【語源・由来】
「手」は「ある方面や方角。また、その方面の場所。」
【類義語】
下部
【対義語】
上手
下手(したて)の使い方
下手に出ると客がつけあがって、お客様は神様ですみたいな態度をとるんだよね。
必要以上に下手に出る必要はないわよ。お客様は神様じゃないもの。
そうだよね。僕に接客は向いていないんじゃないかと思い始めていたんだ。
もっと自信をもって、客と対等くらいがちょうど良いわよ。
下手(したて)の例文
- 健太くんが下手投げでその戦いを制した。
- 選手を風下に回し、下手回し操船を行う。
- 下手に出ていたら、相手が調子に乗りはじめた。
- 下手捻りは、健太くんの得意技の一つです。
- 下手に出て、ともこちゃんに助太刀を頼んだ。
「下手に付く」とは?
「下手」を用いた表現の一つに「下手に付く(したてにつく)」があります。
「下手に付く」とは、人よりも下の立場に身を置くという意味です。
【例文】
・女性はいつも下手に付いていた時代があった。
・専務派が台頭すると、社長派の彼らは下手に付くようになった。