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「質草」の意味と使い方や例文!「質種」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
質草

「質種」とも書く。

【読み方】
しちぐさ

【意味】
質に入れる品物。質物 (しちもつ) 。しちだね。

【語源・由来】
もと「種(ぐさ)」の意。

【類義語】
質物

質草(しちぐさ)の使い方

健太
戦争中はよく、おばあちゃんが家のものを質草に持っていって食料に変えていたんだって。
ともこ
よく聞く話よね。嫁入り道具の着物を全て持っていったとか。
健太
そうやって命をつないでくれたおかげで僕がいるんだよね。
ともこ
おばあちゃんのやりくりに感謝しないといけないわね。

質草(しちぐさ)の例文

  1. もう蔵は空っぽで、質草に持っていくものが無くなってしまいました。
  2. 左前になってから、質草をもって質屋に通うようになりました。
  3. 健太くんは勝手に大事な着物を持ち出して質草にしてしまった。
  4. お金に困ったので質草になりそうなものは無いか探しました。
  5. 良いものを持っておくと、困窮したときに質草にできるから便利だよ。

「質草」と「質種」の違いは?

質草」は、元々は「質種」と書きました。

なので「質草」も「質種」も同じ意味です。

質種」の「」は、

物事が生じるもとになるもの。たね。材料。原因。多く「ぐさ」と濁り、複合語として用いる。

という意味です。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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