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「焦眉」の意味と使い方や例文!「焦眉の急」とは?(類義語)

【二字熟語】
焦眉

【読み方】
しょうび

【意味】
危険が迫っていること。差し迫った状況にあること。

【語源・由来】
眉を焦がすほど、火が身近に迫っている意から。

【類義語】
(「焦眉の急」の類義語)牛蹄の魚、涸轍の鮒、涸轍鮒魚、焼眉の急、尻に火がつく、轍鮒の急、眉に火がつく、轍に息づく鮒

焦眉(しょうび)の使い方

ともこ
感染症の蔓延がおさまらないわね。
健太
感染症の特効薬の開発が焦眉の急だよね。
ともこ
開発できたら経済効果は計り知れないわね。
健太
開発した人は神様みたいに崇め奉られるだろうね。

焦眉(しょうび)の例文

  1. まずは救援物資を届けるのが焦眉の急だ。
  2. それは焦眉の問題だ。
  3. 資金調達ができなければ、焦眉の急をどうすることもできない。
  4. この国の食糧問題は焦眉の急だ。
  5. 焦眉の生命の危機が迫っている。

「焦眉の急」とは?

焦眉」を用いた語に「焦眉の急」があります。

焦眉の急」はさし迫った危難または急務。(例:焦眉の急を告げる事態。)

という意味です。

焦眉の急」は中国の歴史書の「五灯会元」の「禅問答」が由来です。

「切迫する状況とはどのようなことをいうのか。」と修行僧が師匠に質問をしました。師匠は「火が眉を焼く時だ。」と答えました。

ここから、眉を焦がすほど、火が身近に迫っている追いつめられた状況であることを「焦眉の急」というようになりました。