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「掌握」の意味と使い方や例文!「把握」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
掌握

【読み方】
しょうあく

【意味】
手のひらの中に握ること。手に入れること。わがものとすること。

【語源・由来】
「掌」は「てのひら。たなごころ。」「握」は「にぎる。つかむ。」「掌握」は「手のひらの中に握ること」このことから「手に入れること。わがものとすること。」という意味。

【類義語】
支配、傘下に収める、牛耳る、手中におさめる

掌握(しょうあく)の使い方

健太
権力を掌握するには家柄が大事なのかな。
ともこ
才能に恵まれていれば、家柄なんて関係ないと思うわよ。
健太
才能も家柄もないんだ。
ともこ
じゃあ、権力を掌握することは無理ね。

掌握(しょうあく)の例文

  1. 軍事力で世界を掌握しようと考えている。
  2. 過激派武装集団が町を掌握した。
  3. 事態を掌握しようとつとめる。
  4. 人心を掌握する術に長けている。
  5. 健太くんは空手部員たちを掌握しているように見える。

「掌握」と「把握」の違いは?

掌握」に似た言葉に「把握」があります。

把握」は
①にぎりしめること。手中におさめること。「実績を把握する」
②しっかりと理解すること。「状況を把握する」

という意味です。

掌握」「把握」ともに、「にぎりしめる、手中におさめる。」という意味があります。

両語の違いは
掌握」は「わがものとすること
把握」は「しっかりと理解すること
という点が異なります。

掌握」には意のままに操るという心理的支配のニュアンスが含まれることが大きく異なります。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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