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「召集」の意味と使い方や例文!「招集」との違いとは?(類義語)

【二字熟語】
召集

【読み方】
しょうしゅう

【意味】
①上級者が下級者を呼び集めること。
②国会の会期を開始させる行為。国会議員に対して、一定の期日に各議院に集会することを命ずること。天皇の国事行為として内閣の助言と承認によって行われる。
③戦時・事変に際し、在郷軍人・国民兵などを軍隊に呼び出し集めること。

【語源・由来】
「召」は「上位者が目下の者を呼び寄せる。」
「集」は「あつまる。あつめる。」

【類義語】
招き寄せる、動員、呼びつける、喚問

【対義語】
応召、解散

召集(しょうしゅう)の使い方

健太
生徒会長から召集の命令が来たんだけど、ともこちゃんにも来た?
ともこ
同じLINEグループに入っているからね。
健太
また下らない用事かな。
ともこ
LINEが便利だからって、下らない用事で召集をかけるのをやめてほしいわよね。

召集(しょうしゅう)の例文

  1. 戦争末期に海軍に召集され、そのまま帰らぬ人となった。
  2. 臨時召集令状、いわゆる赤紙が家に届いた。
  3. きょう臨時国会が召集されました。
  4. いつの日か我が子が軍に召集されるかもしれないと恐れている。
  5. 幹部スタッフに緊急召集がかけられた。

「召集」と「招集」の違いとは?

召集」と同じ読み方の語に「招集」があります。

招集」は、
①人を招き集めること。
②地方公共団体の議会、社団法人の社員総会、株式会社の株主総会・取締役会などで、合議体を成立させるため、その構成員に集合を求めること。

という意味です。

召集」も「招集」も、人を集めるという意味があります。

しかし「召集」は、呼び出して集めることをいいます。

対して「招集」は、招き集めることをいう点が違います。

召集」は、高圧的な感じを伴うので現在では多く「招集」を使います。