【二字熟語】
修羅
【読み方】
しゅら
【意味】
①「阿修羅 (あしゅら) 」の略。
②「修羅道」の略。
③(阿修羅が嫉妬深く、戦いを好むことから)醜い争いや果てしのない闘い、また激しい感情のあらわれなどのたとえ。
④(修羅が帝釈(大石)を動かす意から)大石・大木などを運搬する道具。そりの一種。修羅車 (しゅらぐるま) 。
【語源・由来】
古代インドの神の一族、阿修羅の略。
【類義語】
阿修羅、闘争
修羅(しゅら)の使い方
オリンピックに出場したいな。
オリンピックへの道は、修羅の道ね。
そんなに厳しく険しい闘いの道になるのかな?
日本中の天才が集まるんだから、間違いなく修羅の道よ。
修羅(しゅら)の例文
- 健太くんの天賦の才能を見て、修羅を燃やした。
- その大木を運ぶつもりなら、そこにある修羅車を使えばいい。
- 隣国に侵攻され、この国は修羅の巷と化した。
- 穏やかそうに見えるともこちゃんだが、内には修羅の世界を秘めている。
- 可愛い子には旅をさせよというから、甘やかすのはやめて修羅の巷に放り込んだ。
「修羅道」とは?
「修羅」を用いた表現の一つに「修羅道(しゅらどう)」があります。
「修羅道」とは、「仏教で、六道の一つ。阿修羅の住む世界。人間(じんかん)にあって、常に争いが絶えないという。阿修羅道。」という意味です。
【例文】
- 健太くんが、これから歩もうとしてる道は、死屍累々の修羅道だ。
- 修羅道に落ちたものは、阿修羅王の眷属として帝釈天と戦う一員になるという。
- 修羅道をくぐり抜ける日々の中で、ともこちゃんの笑顔だけが救いだ。