【二字熟語】
殊勝
【読み方】
しゅしょう
【意味】
①ことにすぐれていること。最勝。
②(神社・仏閣や説教などに)心打たれること。敬虔な気持ちになること。
③けなげなさま。感心なこと。神妙。
【語源・由来】
「殊」は「ことに。とりわけ。」「勝」は「まさる。すぐれている。」このことから「殊勝」は「ことにすぐれていること。」という意味。
【類義語】
神妙、健気、感心
「殊勝な態度」とは?
「殊勝」を用いた語に「殊勝な態度」があります。
「殊勝な態度」とは「神妙な態度、けなげで関心な態度」ということです。
「殊勝」は「ことにすぐれていること。かつ、けなげで関心なこと。神妙であること」なので、自分で自分のことを「殊勝だ」とは言いません。
周囲の人が「この子は殊勝だな」と感じるものです。
「殊勝な態度」とは「真面目な態度」「控えめな態度」「素直な態度」などをいいます。
殊勝(しゅしょう)の使い方
健太くん。いつになく殊勝な態度で話を聞いていたわね。
ちょうど興味がある分野の話だったんだ。
興味や好奇心は、勉強において最大の武器よね。
興味がないことは三秒で眠ってしまうもんね。
殊勝(しゅしょう)の例文
- 健太くんがともこちゃんをかばったのはそんな殊勝なものではない。
- 神妙な顔をして話を聞いているふりをしていたら、殊勝そうに見えたようです。
- ともこちゃんは殊勝にも咄嗟に兄をかばったんだ。
- 毎朝神社の掃除をするなんて殊勝な心掛けだ。
- わがままな健太くんが殊勝な態度を見せる時は、何度目かの一生のお願いが出る時だ。