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「信義」の意味と使い方や例文!「信義に反する」とは?(類義語)

【二字熟語】
信義

【読み方】
しんぎ

【意味】
真心をもって約束を守り、相手に対するつとめを果たすこと。

【語源・由来】
「信」は「まこと。いつわりがない」
「義」は「人としてふみ行うべき道。利欲を捨て、道理にしたがって行動すること。」

【類義語】
忠義、忠誠

信義(しんぎ)の使い方

健太
お世話になっているあの国を裏切って、裏で他の国と手を組むのは信義にもとるよね。
ともこ
そうね。武力行使されても文句は言えないわね。
健太
じゃあ、信義を守らないとね。
ともこ
信義は守るためにあるもので、破るためにあるものじゃないわね。

信義(しんぎ)の例文

  1. 契約準備段階における信義則上の注意義務違反があり、これによって賃貸人に生じた損害を賠償する責任があるという判決が出た。
  2. 信義誠実の原則に反して消費者の利益を一方的に害する場合、期間を過ぎていてもクーリングオフを利用できることがある。
  3. 健太くんは、誰に対しても信義に厚い。
  4. 自己の口座に誤った振込みがあった旨を銀行に告知すべき信義則上の義務がある。
  5. 彼のしたことは信義にもとる行為だ。

「信義に反する」とは?

信義」を用いた表現の一つに「信義に反する(しんぎにはんする)」があります。

信義に反する」の「反する」は、
①反対になる。裏腹になる。
②規則などに違反する。
③命令や教えなどにそむく。

という意味です。

信義に反する」とは、真心をもって約束を守り、相手に対するつとめを果たすという道徳規範に違反するという意味です。

【例文】
・お世話になっている方々に結婚報告をする前に報道が先走ることは信義に反すると考える。
・約束を一方的になしにするのは信義に反する
信義に反する行動をしたあの国は、世界の国々から制裁を受けることになる。