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「私情」の意味と使い方や例文!「私情を挟む」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
私情

【読み方】
しじょう

【意味】
①個人的な感情。私意。
②利己的な心。私心。

【語源・由来】
「私」は「公でない、個人の立場。自分一身に関すること。わたくし。」
「情」は「物事に感じて起こる心の動き。気持ち。」

【類義語】
指図、指摘、指導、命令、采配、指揮

【対義語】
師事、行動

私情(しじょう)の使い方

健太
僕はあの学校と文化祭を共同開催するのは嫌だな。
ともこ
どうして?予算も人手も潤沢になるわよ。
健太
僕は、あの学校に嫌いな生徒がいるんだよ。
ともこ
私たちの学校に金銭的余裕が無くて共同開催をお願いしているんだから、私情を挟む時ではないわよね。

私情(しじょう)の例文

  1. 健太くんは決して私情に左右されない正しい判断を下すだろう。
  2. 仕事に私情を差し挟むとは言語道断だ。
  3. それは明らかに私情に左右された判決だった。
  4. 私情に囚われた記事で、公正さに欠ける。
  5. ともこちゃんは私情を捨てて、生徒会の立場を貫きました。

「私情を挟む」とは?

私情」を用いた表現の一つに「私情を挟む(しじょうをはさむ)」があります。

私情を挟む」とは、個人的な事情を持ち出すこと

【例文】
・健太くんは、大切な決断には私情を挟まない。
・彼は仕事熱心で私情を挟まない人だ。
・会社では上司と部下、実の親子でも私情を挟まない。