【二字熟語】
振興
【読み方】
しんこう
【意味】
ふるいおこして物事を盛んにすること。また、盛んになること。振起。
【語源・由来】
「振」は「ふるう。盛んになる。」
「興」は「おこる。さかんになる。」
【類義語】
振起、繁栄、繁盛、発展
【対義語】
衰退、衰微
振興(しんこう)の使い方
オリンピックはスポーツの振興のために役に立つかな。
スポーツの振興の推進になるわよ。
たしかに、オリンピックをテレビで見ていたら、今まで興味がなかった競技に興味がわいてきたよ。
スポーツ業界の発展にも役に立っているわね。
振興(しんこう)の例文
- 流通経済の振興を図る。
- スポーツの振興に力を注ぐ。
- 観光事業の振興を図る。
- 地域文化を振興する。
- 産業を振興する。
「振興」と「発展」や「推進」の違いは?
「振興」に似ている語に「発展」や「推進」があります。
「振興」と「発展」の違い
「発展」の意味は
①のびひろがること。展開。
②さかえゆくこと。
③手広く活動すること。特に異性との交際についていう。
「振興」は「スポーツを振興する」のように高めるというニュアンスで使われます。対して「発展」は「スポーツが発展する」のように広がるというニュアンスで使われ、「振興」のような高めるというニュアンスは含まれないので異なります。
【例文】
- 事態が思わぬ方向に発展した。
- 経済の発展。
「振興」と「推進」の違い
「推進」の意味は「おし進めること。」をいいます。
「推進」は目標に向けておし進めることをいい、「振興」は盛んにすることをいい、意味が異なります。
【例文】
- 開発計画を推進する。