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「振興」の意味と使い方や例文!「発展」「推進」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
振興

【読み方】
しんこう

【意味】
ふるいおこして物事を盛んにすること。また、盛んになること。振起。

【語源・由来】
「振」は「ふるう。盛んになる。」
「興」は「おこる。さかんになる。」

【類義語】
振起、繁栄、繁盛、発展

【対義語】
衰退、衰微

振興(しんこう)の使い方

健太
オリンピックはスポーツの振興のために役に立つかな。
ともこ
スポーツの振興の推進になるわよ。
健太
たしかに、オリンピックをテレビで見ていたら、今まで興味がなかった競技に興味がわいてきたよ。
ともこ
スポーツ業界の発展にも役に立っているわね。

振興(しんこう)の例文

  1. 流通経済の振興を図る。
  2. スポーツの振興に力を注ぐ。
  3. 観光事業の振興を図る。
  4. 地域文化を振興する。
  5. 産業を振興する。

「振興」と「発展」や「推進」の違いは?

振興」に似ている語に「発展」や「推進」があります。

振興」と「発展」の違い

発展」の意味は
①のびひろがること。展開。
②さかえゆくこと。
③手広く活動すること。特に異性との交際についていう。

振興」は「スポーツを振興する」のように高めるというニュアンスで使われます。対して「発展」は「スポーツが発展する」のように広がるというニュアンスで使われ、「振興」のような高めるというニュアンスは含まれないので異なります。

【例文】

  1. 事態が思わぬ方向に発展した。
  2. 経済の発展

振興」と「推進」の違い

推進」の意味は「おし進めること。」をいいます。

推進」は目標に向けておし進めることをいい、「振興」は盛んにすることをいい、意味が異なります。

【例文】

  1. 開発計画を推進する。