姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「進取」の意味と使い方や例文!「進取の気性」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
進取

【読み方】
しんしゅ

【意味】
みずから進んで物事に取り組むこと。

【語源・由来】
進んで取り組む意。

【類義語】
先取り、前倒し

【対義語】
退嬰、墨守

進取(しんしゅ)の使い方

健太
ともこちゃん。開かずの扉が開いて、その奥にまた扉があったよ。
ともこ
先生が来るまで開けちゃだめよ。
健太
えー。開けたいな。先生が来たら開けてはいけないって言われそうだな。
ともこ
進取の精神と冒険を好む性向の健太くんが、我慢できるわけが無いわよね。

進取(しんしゅ)の例文

  1. 今の若者には、進取の精神が乏しい。
  2. ともこちゃんは、進取の気性に富んでいます。
  3. 彼は、名家の長男らしい知性と教養、進取の気性を備えていた。
  4. 彼女は進取の気性に富み、つねに新しい物事に好奇心を抱いていました。
  5. 樋口一葉は、進取の精神にあふれた文学青年たちから大きな影響を受けた。

「進取の気性」とは?

進取」を用いた表現の一つに「進取の気性(しんしゅのきしょう)」があります。

進取の気性」の「気性」は、
①[名]生まれつきの性質。気質。きだて。気象。
②[形動]性質がしっかりしているさま。気が強いさま。

という意味です。

進取の気性」とは、みずから進んで新しい物事へ取り組んでいこうという気質や性格を表す言葉です。

【例文】
・長い間抑圧されてきた彼らに進取の気性はない。
・それは、従来の形とは異なり、進取の気性に富んだ舞台だった。
・彼は進取の気性に富み、従来の歌舞伎役者の殻を破る活動に積極的に挑みました。